スタッフブログ

【スタッフブログ】神経の治療をした歯の変色について

2022.09.03

歯の神経が死ぬと、どうして変色するの?

生きている歯(生活歯)と死んでいる歯(失活歯)では、変色の原因が異なります。生活歯は象牙質自体の色が原因ですが、失活歯では象牙質内の細管の中に入り込んでしまった物質が変色の原因に。また、虫歯などにより歯髄内に細菌が入り込むと、細菌をやっつけるためにリンパ球などの防御を働かせようとし、血流量が増加します。歯に流入する血液より流出する血液が少なくなると、硬い象牙質で覆われている歯髄内の圧力は高くなり、やがて歯髄が死んでしまうことがあります。そうなると 歯髄のお肉が壊れたものと血液中の鉄分が象牙細管に入り込み、それが変性し色が黒くなります。神経の治療をしたときも同じように血液の成分などが細管内に入り込むことで変色していきます。

変色してしまった歯の治療方法は?

失活歯の変色への治療方法は、残っている歯の状態やどんなことを望んでいるのかによって変わってきます。

ホワイトニングで歯の表面に薬剤を塗り薬剤を浸透させ漂白していく方法。

この方法は変色がほとんどない場合や、インターナルブリーチとあわせて利用する場合に向いています。この方法はインターナルブリーチ の治療の後に、歯髄があった部分に漂白剤をいれて白くしていきます。細管部分に直接漂白剤が届くため、効果が期待できます。 ただし、ガスなどが発生し内圧が上がることからヒビなどが入っていない丈夫な歯質がしっかり残っていることが必須です。

かぶせ物 変色した歯をぐるりと削り、かぶせ物をかぶせてしまう方法。

もろくなってしまった歯を補強でき、歯が欠けていたり変色が著しい場合はかぶせ物がベスト。ただし、歯を削らなければいけないという点に注意が必要です。また、かぶせ物自体の変色がなく自然なものなどを選ぶと自費のものとなります。

歯のマニキュアで歯の表面に色を塗る方法。

すぐに白くなりますが、かみ合わせによりすぐに剥がれてしまったり、歯に厚みが出るので唇に違和感を感じることも少なくありません。 即効性はありますが、あくまでも一時的に白くするものという形になります。 

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